アライグマ対策はキレイな環境づくりから!被害が拡大する前に行動を

「倉庫から物音がすると思ったら、アライグマらしい動物が駆けて行った」
「庭の野菜が動物に食い荒らされてしまった…もしかしてアライグマのせい?」
このようにあなたも、敷地内にアライグマが出没して、被害に悩んでいるのではないでしょうか?
家や庭に得体の知れない野生動物が住み着いていると思うと、不安と恐怖で夜も眠れないでよね…。
実は、アライグマは近年、日本中で大繁殖していて、都市部や住宅街でも頻繁に出没しているんです。
私たちみんなの害獣駆除屋さんにも、アライグマに関するお問い合わせをよくいただきます。
そんな私たちの安全な生活に影をもたらすアライグマについて、害獣駆除の専門家・木村がくわしく解説していきます。
敵を討つにはまず敵を知ることが大切ですよ!
この記事では、とくに以下の3つについて説明していきます。
- アライグマと似ている害獣との見分け方
- アライグマを放置することで起こる被害
- アライグマを追い出し&寄せ付けなくするための対策
この記事を読んで、アライグマに悩まされない安心した毎日を取り戻しましょう!
それではまいります。
▶直接、被害や対策について相談したい!という方はこちらから。
目次
そもそも本当にアライグマなの?特徴を確認する
実はアライグマだけでなく、タヌキやハクビシンなども、エサを求めて人間の生活域にどんどん侵食してきているんです…。
どうにか対策したくても、そもそも本当にアライグマなのか分からないと、対策のしようがないですよね。
ですがアライグマやタヌキ、ハクビシンなど普段目にしない動物をパッと見分けるのはほぼ不可能…。
そんなときは足跡や食べ跡、爪あとなど、家や庭に残された痕跡から見分けましょう!
こんな痕跡が残っていればアライグマのしわざ!
足跡:5本指で、人間の赤ちゃんの手のような形をしています。
おいちょっとまてこの足跡ってアライグマだろ pic.twitter.com/WY6hkmyGPV
— 作る壊す直す (@hintabo6996) 2019年11月2日
ちなみにタヌキは4本指の足跡がつきます。
これは…タヌキ?
— 理科教師とらふずく (@raptorial_owlet) 2019年10月12日
階段のいちばん上段に足跡が見つかった。 pic.twitter.com/YmA0g1abO1
食べ跡:スイカなど果実は手で穴を空けて、中のおいしいところだけ食べます。
アライグマにやられたスイカ。あの野郎器用すぎる。 pic.twitter.com/f3fnvfilkD
— 疲れた時に見る『ちょっと笑える画像』 (@omosiro_101) 2018年6月15日
爪あと:木登りが得意なので、家の柱や庭の木などに5本の爪あとが残ることもあります。
補足すると、多分これはアライグマの爪痕で、柱を昇り降りする時に付きます。
— カワセミ⚡️最近は野鳥撮影が趣味 (@kawasemi_forest) 2018年12月24日
ハクビシンとの違いは5本爪痕がつくのと、親指がほかのと並行にならない。 pic.twitter.com/Fe82b5iN6t
▶アライグマの見た目や特徴、生態をくわしく知りたい方はこちら。
「ウチにやって来たのはアライグマでもタヌキでもないかも…」
その場合ハクビシンである可能性が高いです。
▶ハクビシンの生態をくわしく知りたい方はこちら。
アライグマの行動や習性
見分け方が分かったところで、アライグマの行動や習性について見ていきましょう。
どんな環境でも生息できる
元々北米原産であるアライグマは、見た目のかわいさとアニメの影響もあり、動物園で飼育したりペットにしたりするために、日本に持ち込まれました。
その過程で逃げ出したり、飼いきれなくなった人が逃がしたりした結果、野生化して現在にいたります。
北海道から九州まで日本中に生息しており、森や農地、住宅街など様々なところで見かけます。
ねぐらも、ほら穴や他の動物が使っていた巣穴、民家の屋根裏など様々な場所を使っているんです。
どんな地域や場所でも生息でき、適応力の高さがうかがえますね。
エサ場に近いところにねぐらをつくる
アライグマはエサ場に近いところに複数のねぐらをつくり、転々としながら生活しています。
ちなみにアライグマは夜行性。
屋根裏をねぐらとしたアライグマは、夜人間が寝静まったところで、生ゴミを漁ったりペットフードを食べたりするんですよ…!
今までに
「夜の間にゴミが漁られた…?」
「寝てるはずのペットのご飯が、夜の内になぜか減ってる…?」
と違和感をおぼえたことがある方は、一度私たちみんなの害獣駆除屋さんにご相談ください。
無料で現地調査も行っているので、お気軽にお問い合わせくださいね。
繁殖力が高い
アライグマは1年で平均3~5頭生みますが、日本には天敵がいないため、自然に数が減らず年々増え続けています。
合わせて生息地域も広がっていて、在来生物であるニホンザリガニが捕食され生態系への悪影響も出ています。
このように、見た目はかわいいアライグマですが、住宅に侵入したり、生態系をおびやかしたりと恐ろしい面ももっているのです。
アライグマが家にやってくるとどんな被害が起こるの?主な被害3つ

「アライグマって実は結構怖い動物…?」
そうなんです…!
生態をご紹介しただけですが、アライグマのイメージがガラッと変わりますよね。
ここでは改めて、アライグマが私たちにとってどんな被害を与えるのか見ていきましょう。
被害①農作物が食い荒らされる:食害
1番目に見える被害として、野菜や果物を食い荒らす「食害」があります。
スイカなどは、手で器用に穴を空けておいしい実だけを食べます。
実家周辺の野菜はアライグマの被害にあってる模様…
— たくちぃ (@tkQ_CB650R) 2019年7月15日
食い散らかされたとうもろこし😯 pic.twitter.com/IdYL9jiZ5z
丹精込めてつくった野菜や果物も、アライグマの魔の手にかかればこのような姿に…。
あらかじめ柵を立てて予防したり、時期が来たら早めに収穫するなどの対策が必要になります。
アライグマは雑食性なため、野菜や果物以外にも、以下のようなものも食べます。
- 昆虫
- 鯉などの魚類
- カニなどの甲殻類
- 鳥の卵
そのため庭の池で魚やカメを飼っている人は、金網を張るなどの対策が必要です!
被害②家や倉庫が腐食する:建物の倒壊

アライグマは住宅やお寺の屋根裏、空き家などに住み着くことが多いです。
民家に住み着く理由としては、以下の2点があります。
- エサが豊富であること
- 雨風をしのげ、子育てがしやすい
生き延びるために、より住みやすい場所を求めるのは人間もアライグマも一緒なんですね…。
ですが長い間住み着かれると、フン尿が溜まって天井が腐り、最終的には抜け落ちてしまうことも…!
普段生活しているところなら、すぐ気づいて対策もできますが、空き家だと発見が遅れてしまうんですよね。
以前も、空き家のご近所さんからの連絡で、初めて事態に気づいた方もいらっしゃいました。
ご近所さんから、
「あなたの家、害獣のニオイや鳴き声がヒドイ!なんとかして!」
と苦情が入ったことがきっかけで、一度調査をお願いしたいとお電話をいただいたこともあります。
建物が倒壊するなど、被害が大きくなる前に対応できたのは、不幸中の幸いとも言えますね…。
空き家の管理は大変だと思いますが、定期的に換気や掃除をして、人の気配をさせるようにしましょう。
また、アライグマは木登りが得意なので、庭の木の枝をつたい屋根裏に侵入することもしばしば。
伸びた枝はこまめに伐採するようにしましょう。
被害③菌やウイルスが蔓延する:感染症や病気に
アライグマは狂犬病や寄生虫を持っていることが多く、噛まれたり、触ったりすると感染してしまうおそれがあります。
家の中でアライグマのフン尿がたまり続けると、カビが生え、住民のアレルギー発症の原因になることも。
アライグマを見つけたら、むやみに近づかず、触らないようにすると同時に、これ以上被害を拡大させないために早めの対策が大切です!
すぐ試せるアライグマ対策は?3つご紹介

「近所でアライグマを見かけるけど、まだ被害はないから大丈夫!」
「私の家にアライグマが住み着くことはないでしょ〜」
と思って何も対策せず放置すると、気づいたときにはもうアライグマのすみかになっているかもしれません…!
天井が抜け落ちたり家族やペットがケガをしたりと、被害が大きくなって取り返しがつかなくなる前に、早めに対策をしましょうね。
対策①エサになりそうなものはすべて片付ける・隠す

アライグマは雑食性で、手についたものはなんでも食べます。
お供え物の果物や生ゴミ、食べ残し・飲み残し、イヌやネコのペットフードなども好き嫌いせず食べるんですよ。
対策としてすぐできるのは、食べ終わったらゴミはすぐ袋にまとめ、口をキッチリ縛り、ペットフードも長時間放置しないようにすること!
キレイな環境を心がけて生活しましょう。
また、時期になったら庭の木になっている果実や、畑の野菜はすべて収穫し、取り残しのないようにしましょうね。
庭の池で鯉やカメを飼っている方は、金網でフタをしたり、柵をつくって対策するのがオススメです。
心配な方は室内で蓋付きの水槽で飼うのがいいかもしれません。
普通の住宅街なのに近所でアライグマが目撃されたらしい💦
— ゆう (@km_yu0724) 2019年8月25日
三軒隣の池の金魚が襲われたって…😥
庭のカメ池も心配なので結束バンドで厳重にロックしました。
リクガメの外飼いなんてとても出来ない… pic.twitter.com/5EdudGiBWO
対策②忌避剤をまいて寄せ付けなくする
あくまでも忌避(嫌って近寄らせないようにすること)なので、被害が少ない・まだ被害がない時期に使うようにしましょう。
有名な忌避剤はこちら。
ウルフピーとはオオカミのおしっこのこと。
アライグマの天敵であるオオカミのニオイをまくことで、アライグマを追い出したり、寄せ付けなくするというものです。
「最近近所でアライグマを見かける=まだ敷地の中では見かけていない」
というときに忌避剤をまくのがベストですね。
アライグマによっても苦手なニオイは様々なので、絶対効果があるとは断言できませんが…。
住み着かれる前に、しっかり「この家は危険だぞ!」とアライグマに分からせることが大切なので、試して損はないですよ!
他にも、塩素やお酢をまくなど、忌避剤をまく方法は色々あるので、試してみるのが良いでしょう。
対策③スキマや隠れられそうなところは封鎖する

アライグマの侵入口として、以下の箇所が考えられます。
- 換気扇
- エアコンの室外機
- 屋根や軒下のスキマ
- 通気口
アライグマは体が柔らかいので、換気扇や室外機のちょっとのスキマからでも侵入してしまうんです。
金網、板など頑丈なもので封鎖し、しっかり固定しましょう。
封鎖のときの注意点
室内にアライグマがいないか確認してから、封鎖するようにしましょう。
いるまま封鎖してしまうと、中で餓死して死体が腐ってしまうことも…。
ニオイや建物に被害が出てしまうので、しっかり確認しましょうね。
屋根裏から足音!住み着いているようなら:捕獲・駆除
「屋根裏から頻繁に足音が聞こえる…」
「いつも動物の気配を感じる…」
すでにこのような状況の方は、アライグマが住み着いている可能性がかなり高いです!
これ以上被害が拡大する前に、捕獲・駆除がオススメです。
「捕獲とか駆除とかどうすればいいの…?」
次でアライグマの捕獲・駆除方法についてご紹介していくのでご安心ください。
さっそく見ていきましょう!
駆除も視野に!害獣被害を防ぐために
近所で見かけるぐらいなら駆除はしなくてもいいですが、庭や家の中で見かけたら駆除も視野に入れましょう。
駆除方法としては、以下の3つがあります。
- 自治体に相談して自治体にお願いするor自分で罠を仕掛ける
- 害獣駆除業者にお願いする
それぞれ見ていきますね。
1.自治体に相談する

「すぐ捕獲して駆除したい!罠とか仕掛けて捕まえていい?」
と気合充分な方、ちょっと待ってください!
アライグマは害獣であると同時に、外来生物法や鳥獣保護管理法という法律で守られている動物でもあるのです。
参考:
外来生物法についてくわしく知りたい方はこちら。(環境省)
鳥獣保護管理法についてくわしく知りたい方はこちら。(環境省)
独断での捕獲・駆除は法律に違反してしまう可能性もあるので、まずは自治体に相談してみましょう。
自治体によっては、駆除を手伝ってくれたり、箱罠を貸してくれたりします。
自治体にアライグマの防除計画があると、簡単な手続きだけで自力で捕獲できるところも!
まずはお住まいの地域の自治体に相談してみるのをオススメします。
自治体に相談後、自分で罠を仕掛けて捕獲する

自治体に相談し、捕獲・駆除の許可がおりたら、罠を仕掛けて捕まえましょう。
一般的に使われているのは箱罠です。
仕組みとしては、網状の箱の奥にエサを起いてアライグマをおびき寄せ、中に入ったところで入り口が閉まるというもの。
アライグマがよく出没する場所に設置して、かかるのを待ちましょう。
かかったら処分することになりますが、事前に処分方法も自治体と相談しておくことをオススメします。
場合によっては自分で殺処分しなければなりません…。
捕獲したあとのこともしっかり考えてから、罠を仕掛けるようにしましょう。
2.業者に依頼する

「自分で捕獲して処分しなきゃいけないなんて絶対ムリ…!」
「もし噛みつかれたりしたらどうしよう…」
「フンとか掃除するのは汚いし、絶対臭いしやりたくない…!」
そんな方は害獣駆除業者に頼むのが、1番手っ取り早く確実に捕獲・駆除できますよ。
罠の設置も処分もすべて業者側で行います。
とくに私たちみんなの害獣駆除屋さんは、以下のお悩みも解決いたします!
「法律とかちゃんと守ってくれるのかな…」
法律や各自治体による条例にも柔軟に対応いたします。
捕獲・駆除の許可申請の手続きなども私たちが行うので、面倒な書類に悩む必要もありませんよ!
「フンとかダニとかキレイに掃除してくれるのかな…?」
しっかり清掃・消毒するので、アライグマが住み着く前のキレイなお部屋を取り戻せます。
「ネットの業者はちょっと不安かも…」
ありがたいことに、7万件以上のお問い合わせをいただいております。
私たちは害獣駆除の専門家ですので、安心してご相談くださいね。
★駆除後も油断せず予防をしましょう!

「アライグマは駆除したし、もう安心♪」
再びアライグマがやって来ることもあるので、駆除後も油断せず、しっかり予防をしましょう。
予防方法としては、対策とほぼ同じですが改めてまとめてみました。
- ゴミは放置せず、清潔な環境を保つ
- 害獣が通れそうなスキマがないか日々チェックする
- 木の枝が伸びてたら伐採する
この3つを意識して、予防するようにしましょうね。
「いちいちスキマがないか確認するのは面倒くさいかも…」
みんなの害獣駆除屋さんでは、以下の流れでトータルでの害獣駆除を行っています。
- 動物の特定
- 捕獲・駆除
- 侵入口の封鎖
- 清掃・消毒
もし再びアライグマがやってきた場合、再発保証が1年間適用されるので、しっかり対応いたします!
「アライグマを完璧に追い出して、安全でキレイな家を取り戻したい!」という方はぜひお問い合わせくださいね。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事をまとめると、以下の3つになります。
- アライグマを放置すると、建物の倒壊の原因にもなる
- 日ごろから、アライグマのエサになりそうなものは片付ける
- 捕獲・駆除するなら、自治体or業者に相談する
「最近屋根裏から足音聞こえるけど、アライグマのしわざかも…?」
「どの動物かは特定できないけど、早めになんとかしたい!」
という人は、ぜひみんなの害獣駆除屋さんにご連絡ください。
無料で現地調査をし動物の特定をしてから、状況や地域に応じた駆除・予防をいたします!
この記事を読んだあなたが、アライグマに怯えることなく、毎日安心して暮らせるよう祈っております。
以上、害獣駆除専門家、木村でした。